大谷広海経営研究所

経営分析関数

経営分析は経営工学者の仕事で、コンサルタント等が詳しいですが、日商簿記検定一級の範囲で述べると、損益分岐点分析と、安全余裕率等は押さえておいた方が良いのかもしれませんね。
損益分岐点売上高というのは、簡単な話にすれば、売上単価からコントロール可能な費用単価を引いたものをいくつ販売すれば、コントロール不能な費用全体と等しくなるか、という数の売上高のことで、安全余裕率はその損益分岐点売上高と予想と実際売上高の比率による、余裕の判定法です。
経営分析は何となく胡散臭い腕なるものに、依存するので、他にも専門的な物はありますが、まあ、原価計算では、損益分岐点分析と意思決定会計さえ、押さえていれば、経理サイドとしては十分でしょうね。
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意思決定会計

経営分析上の意思決定会計を少し。
内部利益率法と割引現在価値法が有名ですが、ちょっと解説。
意思決定と言っても、基本的に投資案のプロジェクト比較の一助を与えるところの基礎解析までが、経理サイドの原価計算ですので、そこまでとしますが、意思決定会計というのは、各投資案の最小公倍数等を使った回収年月の標準化と比較に関する利益予想と投資額と維持コストによる、各年利益と総投資費用額の総計を比較するだけの事です。
その際に利息の複利計算量で、投資初年度に還元したり、利益率を比較したりするだけです。
ただ、少し厄介なのが、税金の取り扱いですが、まあ、困難なのはそこだけですね。
意思決定会計は経営工学では、難しいですが、経理サイドでは、極めて簡単になっています。
人生の岐路に立った時も、エクセルで、意思決定会計を行ってみるのもたまには良いかも!?
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ABC原価計算

固定的な費用って何なんでしょうね。
昔、マルクスという人が剰余価値仮設というのを唱えたとか。
今の経理で考えると貢献利益になるのかもしれませんが、貢献利益というのは、変動する費用のことであり、固定的な費用は含みません。
そこで、誰でも思うのですが、固定的な費用を本当に固定的なのか、あるいは、固定的だが、圧縮できるのかに、分類できないのかなあということを考え付きます。
そんなことを考えた方が作って理論化されているのが、ABC原価計算です。
Active Based Costingと呼ばれるもので、行うことは、先述した通りで、固定費を拘束固定費と管理可能固定費に分けて、管理可能固定費を分析するわけです。
昔は、派遣法とか無かったわけで、パート労働者以外は、給与はほぼ固定費で処理するしかなかったわけですが、派遣法が出来て、労働者の給与は固定費だったのですが、派遣社員により、一部変動費と見なせる様になっています。
これも、経済学と経営学の進歩の賜物ですが、世知辛い・・・。
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